はじめに
最近、GoogleのAIサービス「Gemini」が注目を集めています。Geminiはテキストだけでなく、画像生成にも対応したマルチモーダルAIです。本記事では、Geminiに絵を描いてもらう機能について、実際に使ってみた体験を交えながらご紹介します。
スマホでは対応していましたがブラウザ版でも日本語で絵が描けるようになっています!
使い方は下記に書いてあるので読んでいってくださいね!
Geminiの画像生成機能
Geminiは自然言語によるプロンプトから、リアルな写真のように見える画像を生成することができます。画像生成の際には、以下のような点に注意する必要があります。
プロンプトの書き方
Geminiにプロンプトを与える際は、英語で書く必要があります。日本語のプロンプトには対応していません。プロンプトは具体的に書くほど、より意図した画像が生成されやすくなります。例えば「A photorealistic painting of a majestic lion standing on a rock」と指定すれば、岩の上に立つ堂々たるライオンの写実的な絵画が描かれます。
プロンプトには画風や技法の指定も可能です。「In the style of Salvador Dali」と付け加えれば、ダリの絵画風の超現実的な絵を生成してくれます。
画像生成の制限事項
Geminiには以下のような制限事項があります。
- 人物の描写ができない
- 過激な性的・暴力的なコンテンツは生成できない
- 著作権のある有名なキャラクターは生成できない
つまり、ポートレイトや人物の絵は描けませんが、風景画や物品のイラストなら問題なく生成可能です。
生成画像の活用法
Geminiで生成した画像は、様々な用途で活用できます。例えば以下のようなことが考えられます。
- プレゼン資料の画像として利用
- ウェブサイトやSNSなどのビジュアルコンテンツとして利用
- 絵本やグラフィックノベルの素材として利用
生成された画像はダウンロード可能なので、好きに加工や編集を施すことができます。ただし、商用利用には制限があるため注意が必要です。
Geminiでの絵の描き方
それでは、実際にGeminiに絵を描いてもらう方法をご紹介します。
Geminiの使い方
GeminiはGoogleアカウントを持っていれば無料で利用できます。Webブラウザから https://gemini.google.com/app にアクセスすると、チャット画面が現れます。
画像生成の際は、チャット画面の入力欄に英語のプロンプトを入れて送信します。すると、数秒で画像が生成されてくるはずです。リトライボタンを押せばリメイクしてくれます。
記事は英語で説明しましたが日本語にも対応していますので日本語で入れて送信してみてください。
以前は4枚生成されていましたが1枚した生成されなくなったようです。
描いてもらった作品例
筆者が実際にGeminiに描いてもらった作品例をいくつかご紹介します。
4枚生成されます さらに生成を押すとまた4枚生成されます。
「A photorealistic painting of a majestic lion」というプロンプトから生成されました。岩の上に佇むライオンが力強く描かれています。
「A futuristic city with flying cars」というプロンプトから生成された、未来の空飛ぶ車が行き交う都市の絵です。
プロンプト | 生成画像 |
---|---|
An illustration of a magical forest 魔法の森のイラスト | |
A surreal landscape with melting clocks 溶けゆく時計のあるシュールな風景 |
このように、具体的なプロンプトを与えれば、思い描いた通りの絵を生成してくれます。
Geminiの今後の展望
Geminiはまだ発展途上のサービスです。今後、以下のような機能拡張が見込まれています。
日本語プロンプトへの対応
現状では英語のプロンプトでしか画像生成できませんが、近い将来に日本語プロンプトにも対応する予定だと発表されています。言語の壁がなくなれば、より手軽に使えるようになるでしょう。
記事を書いて数日・・・日本語でも画像生成に対応!
人物描写機能の実装
現在の制限事項では人物描写ができませんが、技術改善により将来的には人物の画像生成も可能になる見込みです。ポートレートやイラストなど、多様な用途で活用できるようになるでしょう。
まとめ
本記事では、GoogleのAIサービス「Gemini」について、特に画像生成機能に焦点を当ててご紹介しました。Geminiは英語のプロンプトによる画像生成が可能で、風景やモノの写実的な絵を素早く生成できるのが特徴です。
生成画像の活用法や制限事項、また今後の展望などもお話ししました。Geminiは発展途上のサービスですが、技術進歩に伴い機能がますます拡張されていくと期待されています。
皆さんも、気になるプロンプトを入れてみて、Geminiの絵を楽しんでみてはいかがでしょうか。
よくある質問
Geminiの使い方は?
Geminiは無料でGoogleアカウントを持っていれば利用でき、Webブラウザから https://gemini.google.com/app にアクセスしてプロンプトを入力すれば画像が生成されます。
Geminiの画像生成に制限はあるの?
Geminiでは人物の描写ができない、過激な性的・暴力的なコンテンツ、著作権のある有名なキャラクターは生成できません。ただし、風景画や物品のイラストなら問題なく生成可能です。
Geminiで生成した画像はどのように活用できるの?
Geminiで生成した画像はプレゼン資料への利用やウェブサイト・SNSのビジュアルコンテンツ、絵本やグラフィックノベルの素材としての活用が考えられます。ただし、商用利用には制限があるため注意が必要です。